前期落ちたからネガティブな話する

タイトルにある通り、僕は大阪大学を受験して失敗した。合格通知画面には、僕の受験番号はなかった。あの瞬間、頭の中でなんかこう、歩いていた橋が崩れて行く感じがした。向こう側には大阪大学があった。マジで辛い。多分受かってるって信じてただけにこの結果は本当に辛い。なんか、俺1年間何やってたんだろうって思った。YouTubeで色んな人が、「受験なんてホントに小さな出来事だから失敗したからって落ち込む必要は無い!」って言ってた。それを聞いて、落ちた自分を慰めて、後期のために奮い立たせようとした。でもねー、辛いもんは辛いわけよ。だって僕はね、3年生の5月くらいからずっと、阪大に合格するためだけに勉強を頑張ってきたから。そのための必要努力は十分にやったと思ってるし、事実、阪大の過去問は20年分解いた。こんだけ時間かけて、つまりコストを払ったのに、結果落ちたらなんにも意味ないじゃんって思うのは仕方ない、というか、当たり前だと思う。分かってるよ、努力したからって全員が受かるわけじゃない。倍率3倍のとこを受ければ合格した人数の2倍の受験生が不合格になる。そういう世界だ。いやー、厳しいんだなって思った。

で、前期が落ちたら、そのあとの後期は一気にレベルが地獄になる。あの広大ですら、後期判定はDとかだった。だから、絶対前期で決める必要があったのだ。本当にミスった。あんまりこんなこと言いたくないけど、でも正直、これだけ時間をかけたのに、結果、AOとか推薦でほとんど勉強せず楽に合格した人達と同じ大学になるってのは、救われない気持ちになる。だからねー、なんか受験に失敗して自殺しちゃう人とかいるけど今は何となく気持ちわかる気がする。いや、しないよ。俺はこんなことで自殺なんてしないよ。でも、合格目指して勉強してる期間はさ、それこそ、この受験が人生の全て、みたいな思いでやってるわけさ。だからこそ、落ちた時のショックがやばい。まぁ、大学入った後になったら、あんな必死な時期あったなって思い返されるんだろうけど。

あと、浪人生って凄いなって思った。僕は根っからの浪人制度否定派で、それは今も変わってない。3年でやれって言われてる内容を自分で勝手に4年に引き伸ばして、それで他の人より完成度高いぜって自慢するのはどうかと思ってる。その姿勢は今も変わってないけど、でも、正確には浪人して第一志望の大学に合格する浪人生ってホントにすごいと思う。1年間人より多く時間をかけて、それだけ高いトランプタワーを建てて、その最後の1段が入試本番。その最後の1段でミスったらトランプは全部崩れてしまう、っていうやばい緊張感の中、予定通り蓄えた実力を発揮するのは相当すごいと思う。

うん、シンプルにすごい。

あと、もちろん落ちたのは辛いけど、一番辛いのは落ちたことを周りの大人に報告する時。それは今まで自分を支えてくれた、学校の先生だったり、お父さんお母さんだったり。期待を裏切ってしまったという事実が、かなりしんどい。

まぁこれだけ散々ネガティブな話したけど、落ちて挫折して得たものもあると思う。それは人生に深みが出たこと。まぁ今はとりあえず後期試験に全力で向かおうと思う。