パラサイト観てきた

さっき、映画「パラサイト」を見に行った。監督は、「母なる証明」などを手掛けた、ポンジュノ監督。そしてこの映画「パラサイト」はパルムドール賞とアカデミー賞という二冠を達成したことでも有名だ。これから、見た感想をあまり深い考察は抜きで話していく。

監督がこの映画に乗せた思いはたくさんあると思うが、この映画の一番のテーマは「貧富の格差」だと思った。ストーリの主軸である、半地下に暮らす貧乏な家族と裕福な家族との対比がさまざまなところで見受けられる。特に印象的だったのは、裕福な家の主人が、貧乏な家族の父のことを「くさい」と言ったところだった。見た目や立ち振る舞いは立派なものを装えていたが、半地下暮らしでしみついた独特のにおいは消えないという事実は、裕福と貧乏の間に消えない境目があることを連想させた。あと個人的に印象的だったのが、主人公は過去に4回も大学試験を受けているという設定だった。調べてみると韓国はかなりの学歴社会で、一流企業の狭き門をくぐるために、倍率300倍という町スーパーハードな受験戦争が繰り広げられるらしい。大学受験を経験したばかりの僕にとってこれはタイムリーな話題で、韓国に生まれないで良かった、と心の底から思いました。細かい伏線とかは調べてみるとかなりあって、さすが、ポンジュノ監督が3年も構想しただけあるなと思った。まだまだ話すことはあるが、そろそろ眠くなったので終わりにします